今日を頑張った人にだけ明日が来る

漫画のカイジを読んだことがありますか?

藤原竜也さんがメインキャストとして映画にもなった大人気の漫画ですね。

この漫画の主人公であるカイジの生き様と経済学の観点を絡めて、著者独自の視点で上手く表現されている面白い1冊です。

 

個人的にピンと来たのは『今日を頑張った人にだけ明日が来る』というフレーズ。

時の分かれ道

よく面倒なこと、あまり気が進まないことを『明日やろう』って、ついつい先延ばしにしていませんか?

 

その気持ちはわかりますが、『明日やろう』と考えた時点で実行されることはありません。なぜでしょうか?

それは

『明日が来ることは、物理的にあり得ないからです』

 

今日、明日と思っている日も日付が変われば、今日になります。だから明日が来ることは絶対にあり得ません。

なので『明日やろう』と思ったことはどんどん先延ばしになっていくという訳ですね。

 

『明日やろう』と考えて、先延ばしにしてしまう良くない習慣を直すには、どうしたら良いか?

『明日、頑張ろう』⇒『今日、頑張ろう』

と考えることです。

 

『毎日、頑張ろう』と考えるといつまで頑張れば良いのか?と考えてしまって、気持ちが長続きしません。

 

でも、『今日、頑張ろう』と考えると1日だけ頑張れば良いと思えば、頑張れそうな気がしませんか。

この1日だけを積み重ねていくことで結果、『毎日、頑張っている』ことになります。

 

だから『明日、頑張ろう』⇒『今日、頑張ろう』と気持ちを切り替える。

その気持ちで少しでも前に進んでいき、周囲との差をつけていくことが大切だとこの本では書かれています。

 

自分が追い詰められないために選択肢を持つ重要性

働き方を考える上で、この本で書かれている

『自分が追い詰められないために有利な選択肢を

持つようにすること』

仕事に埋もれる人

は外せない考え方です。この考え方には私はすごく共感するところがあります。

(退職を考えたとき、他の選択肢がなかったために退職を断念したことを思い出しました。)

 

例えば、一生懸命に企業で働くことでその企業の業務においてはスペシャリストになったとします。

その業務の知識が他の企業で通用するスキルであれば、他の企業に転職するときに有利に働きます。

しかし、その業務スキルが他の企業で通じない特殊なスキルであれば、他の企業に移ることが難しくなります。

(こういう状況に陥ると企業との労使交渉では不利にしか働きませんね。)

 

経済学でも似たような事象のひとつにホールドアップ問題があります。

ホールドアップ問題とは・・・

いったん行われてしまうと元に戻すのが難しく、しかも交渉の相手の強さを増してしまうような投資に関して発生する問題である。主に不完備契約(内容が不確実であるような契約)において発生する。

(出典:Wikipedia)

要は相手と交渉するときに圧倒的に自分が不利な選択しかできない状況になることです。

例えば、給料が途絶えると家族が生活できなくなるような状況で僻地へ単身赴任してくれないか?と頼まれる。

断れば、自分の処遇が悪くなる、最悪の場合はクビになるというような状況も一種のホールドアップ問題かと思われます。

 

相手にとって有利な選択肢しかない状況にしないために普段から一般的なスキルを身に着けるなどの対策を事前にしておく必要があります。

そうすることで相手との交渉のときに有利な選択ができ、自分が主導権を握っているという安心感が生まれますね。

 

働き方、生き方に悩んでいる方へ

今、様々な働き方がある一方で自由過ぎて、どうやって働いて、生きていけば良いのかわからなくなります。

働き方や生き方は自分で決めなければいけませんが、なかなか難しい問題ですね。

難しい問題ですが、それでも人生の方向性を決めないと行き当たりばったりの人生になります。

それを避けるためにも、どこかでは人生の方向性を決めてください。

 

そんな悩みを持たれている方は、この本をきっかけに働き方や生き方を考えてみてください。

 

カイジ『勝つべくして勝つ』働き方の話し 書籍データ

カイジ 勝つべくして勝つ 働き方の話し
タイトルカイジ「勝つべくして勝つ!」 働き方の話
作者木暮 太一
出版社サンマーク出版
発売日2013年11月30日
ISBN978-4-7631-3350-2
読み易さ★★★★★
コメント漫画を題材にしているので内容が薄いのかと先入観がありましたが想像以上の内容でした。またテンポ良く書かれているので退屈せずに最後まで読める書籍です。