【読書記録】20代で知っておきたいお金のこと
概要
タイトルのとおり、若い世代(20代)に向けたお金のことを広く浅く紹介した本です。
前半はお金全般について、後半は資産運用について書かれています。テーマの中に小テーマがあり、4~5ページでまとめられているので、必要なテーマを選んで読めば良いかと思います。
広い範囲で書かれているため、内容が薄い感は否めませんが誰でも気軽に読める本だと思います。
書籍情報
著者:岡村 聡 | |
出版社:株式会社中経出版 | |
定価:1,430円(税込) | |
おすすめ度(5段階):3 |
目次
1.お金リスク
2.お金センス
3.貯金のルール
4.仕事とお金
5.結婚とお金
6.保険とお金
7.老後とお金
8.投資の仕組み
9.投資入門
10.投資と世の中の流れ
ポイント
〇使う金額によって、判断する時間を決める
お金を使うとき、使う金額によって使う、使わないを判断する時間を決めておく
10円、20円を節約するために遠いスーパーに出掛けるなど少額の節約のために時間を使い過ぎないことが大切(節約するために使う時間と節約できる金額のバランスをとる)
毎月かかる固定費(携帯電話、生命保険など)、家・車などの大きい金額の買い物は、時間をかけて検討するなど効率の良い節約を心掛けること
〇使う金額によって、判断する時間を決める
お金を使うとき、使う金額によって使う、使わないを判断する時間を決めておく
10円、20円を節約するために遠いスーパーに出掛けるなど少額の節約のために時間を使い過ぎないことが大切(節約するために使う時間と節約できる金額のバランスをとる)
毎月かかる固定費(携帯電話、生命保険など)、家・車などの大きい金額の買い物は、時間をかけて検討するなど効率の良い節約を心掛けること
〇20代なら100万円、30代なら200万円の貯金が目標ライン
貯金の目標金額を考えるとき、平均値で目標を考えがちですが、平均値は基準にしない方が良い
例えば、1000万円、200万円、0円の平均値は400万円となる。極端に大きい数値が混ざっていると平均値は信用しにくくなります。
目標にするなら平均値よりも中央値(上記の例なら200万円)を利用した方が現実的な数値になりやすい
中央値を目標とするなら、20代は100万円、30代なら200万円になるので、まずは中央値の金額を目指して貯金を始める方が良い
〇20代から始めた方が良い自己投資
過去の日本では終身雇用制度が、どこの企業でも採用されていたのでずっと同じ企業で働くのが主流だったが、今の日本では転職して複数の企業で働くことが主流になりつつある
大企業が倒産する、リストラされるなど、急に職を失うリスクが高まっているので、毎月の収入から一部を自己投資にかけて、自分のスキルを上げて、どんな企業でも働ける能力を高めることが大切
(本書では収入の20%を自己投資にかけてみては?と提案されているが、最初は5%から始めても良いと個人的に思います)